家族でこれからのことを～住まいのエンディングノートのご紹介

いつもHRECをご愛顧いただき誠に御礼申し上げます。

東山区営業担当の橘新之介です。

 

国土交通省は昨年令和6年6月に日本司法書士会連合会、全国空き家対策推進協議会と協力のもと、「住まいのエンディングノート」を公開しました。放置空き家を増やさないためにも、生前に相続人へ土地建物、住まいの情報を継承し、家族間で話し合うきっかけを作ることを目的として作られました。今回はこちらのノートのご紹介となります。

 

↓以下「住まいのエンディングノート　はじめに」より引用

 

現在、わが国では、空き家の増加が大きな社会問題となっています。

空き家の問題は他人事ではありません。

現在は空き家でなくても、皆さまが高齢者施設などへ転居したり、

相続した子どもが居住しなかったりなどの理由で、住まいが空き家となってしまいます。

空き家は、適切に管理せずに放置してしまうと、状態が悪化して資産価値が下がるほか、近隣の方の暮らしにも悪影響が及んでしまいます。

ご自身や相続したご家族などがこんな空き家の問題で困らないよう、元気なうちから、住まいの将来についてご家族で話し合ってみませんか？

「将来この家をどうしたい？」「この家も一人暮らしには広すぎるかな」「私たちは住む家があるから。後のことは任せて」など、

その家をご家族の負担にさせない、使いたい誰かに活かしてもらえるよう、住まいの将来をどうするか話し合うことがとても大切です。

将来の我が家の「活かし方」「しまい方」を考えたり、家財を整理したり、

財産やご自身の将来をご家族や大切な方に伝えたり、先延ばしにせず、あらかじめ行動しておくことも大切です。

そこで、国土交通省・日本司法書士会連合会・全国空き家対策推進協議会では、この「住まいのエンディングノート」を作成しました。是非とも住まいやご自身の将来のことを考えるきっかけづくりとしてご活用ください。

 

（表紙画像、本文引用：住宅：住まいのエンディングノートについて - 国土交通省）

 

 

ノートを一見すると、相続発生時のトラブル回避のための、ただの情報整理ツールに見えるかもしれません。

ですが、これらの情報をまとめる際に、家族の間でおしゃべりする機会が持たれると思います。

ノートに情報を記しながら、「お父さんは一念発起でローンを組んだ、一生懸命働いて完済したんだ」「あの部屋は今は物置だけど、昔は私たち兄弟姉妹が子ども部屋として使っていたよね」「亡くなったおじいちゃんはいつもこの縁側に座って煙草をふかしていたよね」などなど、家族やそのお家の歴史、思い出話であふれることもあると思います。

初めて知るエピソード、家族の共有体験からも、これまで以上に、家族の縁が深まるきっかけになると思います。

家族で集まり、そうした会話の中でリラックスした状態で、具体的にこの家の相続はどうしようか、と将来の話を進められます。

権利書、境界確定図、測量図、固定資産税評価証明書、過去自宅購入時の売買契約書、インフラ関連の契約書などなど、重要な書類を再確認するきっかけにもなります。

思い出話に始まり、ひとつひとつ大切な決め事に家族全体で意思決定ができる。

準備を始めつつも、焦らず、皆の協力で安心安全に老後を迎える準備ができると思います。

 

 

京都市の京都地方法務局においても、住まいに限らず、生活の備忘録、人生の振り返りとして、

「縁でぃんぐノート」を作成しております。こちらもぜひ活用していただき、一家団欒の機会をお持ちいただければと存じます。

 

（引用：『縁でぃんぐノート』を作成しました！：京都地方法務局）

 

 

弊社HRECでも京都市東山区を中心に、相続不動産に関するご相談を承っております。

これまでの人生の振り返り、これからの将来の人生設計、その人それぞれに寄り添い、

最適な計画を立案しご提案させていただきます。

今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。